・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥2,310 税込
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
※この商品は、最短で5月1日(木)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
送料が別途¥310かかります。
長野 浩典
256頁
ISBN:9784863292185
定価 2100円 (+税)
2020年12月15日発行
天然痘、コレラ、スペインかぜ、ハンセン病、そして新型コロナウイルス。本書は、これら感染症を医学、生理学、衛生学的に扱ったものではない。過去と現在の感染症の流行が、社会や人間の行動にどのように影響を与えたかをみるものである。
本書の特徴は、個々の感染症の流行をみるときの切り口(視点)の独自性にある。感染症との付き合い方、さらに感染症と戦争・衛生行政・差別・貧困などの諸問題をどのように乗り越えて行けばよいのか、を具体的な事実を明示しながら提案した労作。
目次
第一章 天然痘(てんねんとう)と種痘―絶望と「歓び」―
疱瘡神・疱瘡祭・錦絵/天然痘の病状と経過
第二章 明治一〇年のコレラ流行―戦争と感染症―
コレラの日本初上陸/千葉県のコレラ一揆
第三章 明治一二年のコレラ大流行―「文明」と「蒙昧(もうまい)」のあいだ―
別府温泉と感染の拡大/コレラ祭という伝統的民俗儀礼
第四章 スペインかぜ「猖獗(しょうけつ)」なり―パンデミックの現実―
スペインかぜのウイルス発見/多難な一九一八(大正七)年
第五章 ハンセン病―偏見・差別・隔離・隠蔽―
高群逸枝がみたらい者/四国の浮浪らい(「乞食遍路」)
終章 新型コロナウイルス感染症――コロナ危機でみえたこと――
格差と貧困と感染症/「一九一八」と「二〇二〇」 ほか
送料・配送方法について
お支払い方法について
¥2,310 税込