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西南戦争 民衆の記 大義と破壊

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長野 浩典 著
四六判/288頁/並製
ISBN:978-4-86329-163-8
定価 2200円 (+税)
2018年1月発行

西南戦争(明治10年、1877)を、民衆側、特に戦場となり惨禍を被った人々の側から描く。
西南戦争とは何だったのかを民衆側の視点から徹底して問い直す力作。この戦争がいわば見世物であったこと(新聞、錦絵がよく売れて、芝居の題材にもなった)。さまざまな商売が繁盛し戦争バブルが発生したこと。戦争と並行する形で農民一揆が起きたが、その一揆勢は官軍や薩軍には加わっていないということ。戦争で広まった病気(コレラ、天然痘など)が流行したこと――など、戦場のリアル(現実)を克明に描くことで、「戦争」の本質(憎悪、狂気、人的・物的な多大なる損失)を改めてうったえかける。


目次
第1章 狂気の戦場
  「セツダンキカイ」を送れ 他

第2章 動員される民衆(一)
  軍夫中のスパイ/軍夫徴募の実態 他

第3章 動員される民衆(二)
  土地の接収/家屋の接収 他

第4章 民衆が被った災難
  農業ができない/チャイルドソルジャー 他

第5章 見世物としての西南戦争
  報道合戦と見世物化/イクサ見物 他

第6章 商魂たくましき民衆
  メリヤス業界と製紙業界 他

第7章 西南戦争と農民一揆
  顕彰される「戦争」と忘れ去られる「一揆」 他

第8章 西南戦争と病気
  コレラという流行病 他

第9章 戦後処理
  慰霊体系の成立/靖国神社の成立 他

第10章 西南戦争とは何だったのか
  民衆の戦争観/みえない西郷の影 他

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